君に会いたい。

改めて、松松のスワンソングについてつらつらと…笑

少年倶楽部で彼ら「二人が」メインでスワンソングを歌ったと聞いたときは正直不安でした。ただのステージだったら意味がないから。早く見たくて仕方なかったけれど、見てしまったら彼らを好きじゃなくなる可能性はゼロじゃなかった。わたしはまだ、彼に、そこまでの信頼は寄せていなかったから。何度も言うけれど、ただのステージじゃ意味がないんです。ただかっこいいだけじゃ、かわいいだけじゃ、目立つだけじゃ、綺麗なだけじゃ、意味がない。わたしにとってはね。でも、テレビで見たとき、それは不要な心配だったなと、そんなことを思った。

元太くんの相方は松倉。心配する必要なんて初めから無かった。*1世間では「かわいい」*2と言われている彼らが少年倶楽部で初めてメインとして歌った曲がスワンソング。何故この曲なのかはわからなかったけれど、この曲で良かったと思えた。

そんな、はじまりの曲にもなり得るスワンソングをまた見れるなんて、しかも、実際にこの目で見れる日がくるなんて思ってもいなかったので、本当に嬉しかったです。目の前のステージの上で、スワンソングを歌って踊る彼らは本当に素敵でした。眩しい！とまではいかなかったけれど、それでも、「悪くない」と、そんなことを思えた。いつだったか、with youを歌うふまけんを見たときや、キミハカルマを歌う北ジェシを見たときの、触れたら壊れてしまうくらいに儚くて、美しい、それに似た何かを見たような気がした。これからどんどん、魅せることができる二人になると、そんなことを思えた。お互いを信頼し合っているのだろうと、そんなことを思えた。今、元太くんの隣にいるのが松倉なら、きっと大丈夫だねって、そんなことを思った。松倉に支えてもらって、時には元太くんが支えて、そうやって大きくなっていく元太くんを見たいと、そんなことを思った。そんな瞬間だった。

こんなことを言うと、わたしは松松信者みたいだけれど、別にそこまで「二人」でいつもいてほしいと思っているわけではない。「二人」でのステージが見たいのかと問われると、そういうわけではないなぁと思うから。でも、元太くんが慕う相手が、一緒に頑張れる相手が、支えになる相手が、松倉であってくれたら嬉しいと思っている。それは逆にも言えることで、松倉が気を許せる相手が、元太くんであってくれたら嬉しい。

ガムシャラ最終公演のスワンソングでは、まちゅくが元太くんの頬を手で撫でたというなんとも言えない事件が起きたらしい。わたしは見ていないので想像しかできないのだけれど、その姿はとんでもなく美しかったのだろうと思いを馳せた。何がどうなってそんな演出が入ったのか。さんちぇ先生からの指導が入ったのか、他のJr.くんたちからの提案なのか、まちゅまつ自身で考えたのか、それとも、自然の摂理なのか。いや、きっと自然の摂理、そうに違いない。または、彼ら自信で考えた。そうあってほしい。ある人はこれを「BL」というけれど、芸術とはそういうものだとわたしは勝手に思っている。いやどういうものだよって感じだけど。美しさには性別なんて関係ないし相手なんて関係ない。そこにあるのは物理的な「何か」である。その「何か」と「何か」が重なってそれが美しい画になって空間を支配する。わたしは見ていないけれど、その瞬間は彼らがそこの支配者になっていたんだろうと、勝手に思う。

青空に目を伏せて　僕は船に乗り込む

桟橋を走ってる　君の髪　雪崩れて

死にゆく鳥が綺麗な声で

歌うように波が泣いた

君の優しい白い手　海の青にも染まらず

すぐ泣いた君がこんなに　冷静装う

辛いばかりだね　遠距離恋愛

楽しくないのに　続けるのは無理か

ほんとうに終わりなの　君はコクリ頷く

桟橋の端に立ち　手を振っていたけど

潮騒の中　無声映画の

ようにひざを折って泣いた*3

こんな歌詞を若干14歳の男の子が歌うんだ。わたしが見たい元太くんの姿は、ちょっと背伸びした、シックな曲を魅せる姿です。もちろん、ポップなかわいいステージも十二分に似合う。でも、わたしはシックなしゃれたステージがいい。色で例えるならば寒色系の、淡々とした、でも、熱があるような、そんなステージ。きっと、元太くんに似合う。

そんなことを思っていたら、早く元太くんに会いたくなった。

*1:わたしは松倉のこと何も知らないんだけれど、セクゾンバックの中で一番と言っていいほど、はじめてみたときから松倉のことは何故か信頼しています。何に信頼を寄せているのかと言われると難しいんだけど…ダンスに、お仕事の熱量に、姿勢に、そして自分の意思に…そんなところです

*2:わたし自身は元太くんを常にかっこいいと思って見ています。ええ、変態です

*3:KinKi Kidsのスワンソング歌詞。松松が歌ったところのみ抜粋